07.10.2024
とても長い間、刺身は国民食として日本料理で重要な役割を果たしてきました。しかし刺身は ”つま(付け合わせの食材)" なしに単に新鮮な魚と巧みなカットだけでは、その輝きを発揮することは出来ないのです。
Wasabi – それは誰もが一度は試してみるべき日本の味
ワサビは綺麗な水流、適切な高度と中性PHの土壌でしか生息できず、栽培が非常に難しいとされている貴重なものです。特に日本の静岡などの中部地方に自生しています。
静岡県の天候と気候や水質は、世界的にみても栽培が難しい品種の一つであるワサビ栽培に最も適していると考えられており、それはこの土地の純粋な水質から生産される、贅沢で珍しい日本酒造りからも証明されています。
本ワサビが成長し、三つの独特な味覚感覚を持つ商品になるまでには、少なくとも1.5年以上はかかると言われています。瞬間的に鼻腔にツンとくる感覚と、甘さに続いて最後にやってくる辛味。本ワサビは高価ですが、新鮮な刺身と一緒に食べることで感じられる特別な味わいがあります。
ワサビは辛いですが、それはほんの一瞬で、その後は料理本来の完璧な味わいを楽しむことが出来ます。唐辛子のように辛すぎず、主張は強くない、それが日本料理でワサビが人気の理由でしょう。その独自の瞬間的な刺激と穏やかな味わいは、主菜を引き立てることができるのです。
Gari pink ginger ガリ(ピンクの生姜漬) – ゆっくりと、お口直しを
ワサビと同じくガリは、特に寿司や刺身など魚介類の臭みや冷たさを和らげてくれます。日本料理ではその生姜漬も欠かすことのできないスパイスの一つです。ピンク色のガリは甘くて、香り高く、スパイシーでシャキシャキしていて、さらに抗酸化作用があり、体を温め、消化にも良い。それは味わいを高めるだけでなく、健康にも良いのです。
ピンクの生姜漬は、ただ寿司や刺身などの付け合わせというだけではないのです。次の一切れの純粋な味を楽しむために、そのピンク色の一枚を口に含んでみてください。その後に続く料理を存分に楽しむための口直しとして、是非活用して頂きたいのです。
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