<span>特別な意味を持つ日本料理の食材</span>

日本では常にすべての料理の栄養に気を配り、調理する各々の食材をを慎重に選択しています。食材はそれぞれに特別な意味を持ち、魅力的な料理に施され、日本特有の様々なイベントで振舞われています。

 

海老(Ebi)- 長寿を願う

 

日本の正月の「おせち料理」には、長いハサミと髭を持つ、背の曲がった海老が欠かせません。海老は健康を願う象徴として、「髭が長くなり腰が曲がるまで長生きする」という意味を持っています。そして海老の赤い色には、不運は過ぎゆく年に残し、幸運な新年を迎えるという願いが込められているのです。

 

Tenagaebi Mentai Yaki 

 

たらこ・明太子 (Mentai) – 家族の豊かさ

 

冷水域にしか生息せず、深さ900m近くでも生きられるタラは栄養価が非常に高く、グルメに人気があります。

 

Mentai Tamago Yaki

 

そしてその群れの繁殖行動から、「たらこ・明太子」は家族の健康や子孫繁栄への願いを表わすものと考えられています。その健康への効果や多くの意味合いから様々なメリットを持つ「たらこ・明太子」はお正月だけでなく、日本の家族の日々の食卓にも欠かせない食材なのです。

 

鯛– 幸運の赤い色

 

鯛 - は赤鯛としても知られています。特別な日や祝いの席、神に祀るお供え物など重要な祝日の贈り物として人気の食材です。

 

Tai Usuzukuri Sashimi

 

これは日本でいう「メデタイ」という祝いの言葉から、「めで鯛」鯛は祝い事には欠かせない食材とされているのです。そして正月の鯛料理では、箸で魚の身を丁寧につつき、昇進と幸運への願いを込めるのです。

 

Tofu(豆腐) – 豊かな健康に満ち溢れる

 

「豆腐の国」とも言われる日本の正月料理には、豆腐は無くてはならないものです。

 

Tezukuri Tofu

 

大豆は既に健康への数々の優れた効果を持つスーパーフードとして知られていますが、 それぞれの豆は厳選され、丁寧に細心の注意を払い、真っ白で規則的な形状の豆腐に成形されていきます。 そしてその形状から日本の正月の豆腐には、豊かな健康に満ち溢れる新年への願いが込められています。

 

Komochi Nishin (子持ちニシン) - 子孫繁栄

 

ニシンの高いDHA含有量、そして飛び魚の卵のオメガ3脂肪酸の豊富な栄養素の組合せで、皆様の健康維持に役立つスーパーフードとして生まれ変わりました。

 

Komochi Nishin Sashimi

 

そして高い栄養価をもたらすだけでなく、迎える新年への特別な意味も込められています。 ニシンのスライスは、何千もの小さな魚卵に合わせてプレスされ、子孫繁栄への願いが表現されているのです。